企業年金
企業年金とは、公的年金制度(厚生年金保険、国民年金)に対し、民間企業が独自に行う私的年金のことです。
企業または、企業と従業員が保険料を負担し、退職後に年金を支払うという仕組みです。
企業年金は「厚生年金基金」と「適格退職年金」に大別されます。
「厚生年金基金」とは、従業員の老後の生活保障のために、公的な年金制度である厚生年金にプラスして支給する企業年金です。退職金制度と厚生年金制度との調整をはかるものとして導入されたことから、調整年金とも呼ばれます。
不況が続く現在では、年金資産の運用状況が悪化し、当初の約束分を給付できない基金や、掛け金の値上げをする基金がでてきました。このような状況から、給付削減や、代行部分の返上を行う基金が表れ、基金そのものを解散する事例も増加しています。
「適格退職年金」とは、退職年金のうち、税制上の適格要件を満たしているものをいいます。厚生年金基金と比較して、制度の自由度が高く、一定の制限はありますが、自分の会社に合った独自の退職年金のルールを作ることができます。適格退職年金は、事業主負担の掛け金は損金算入できるなど、税法上の優遇措置があることから、急速に普及していきました。
しかし、長引く不況により、本来予定していた運用利益が得られず、掛け金の引き上げや不足分を補う必要がでてきました。解約や、給付額を減額する会社も出ており、平成24年度をもって廃止される予定です。
前のページへ






会社概要