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アジアを中心とした新興国における航空便の利用者の増加を背景に、民間航空機の需要は拡大傾向にある。その流れを受け、長野県内の製造業が航空機分野の設備投資を増やしている。
IHIエアロマニュファクチャリング(IAM、辰野町)はエンジン部品を作る新工場を11月中に稼働予定、多摩川精機(飯田市)もセンサーなど制御部品の工場を年内に拡張する。金属加工のネクサス(NEXAS、飯田市)は、加工機や測定機を増設する。
IHI子会社のIAMは、欧州エアバスが新型機に搭載予定のエンジン向けに、空気を送り込むファンブレードと呼ぶ薄板状の金属部品の製造体制を整える。新工場の建設や機械の導入など一連の投資額は数十億円とみられる。IAMの15年3月期の売上高は約71億5千万円。ファンブレードの製造などにより3年後には100億円を超える見込み。航空機の操縦系システムに使う制御部品を生産する多摩川精機も、生産能力を5割高め需要増に備える。投資額は推定1億~2億円程度とみられる。航空宇宙産業に参入するエヌ・イー(飯田市)と赤羽製作所(同)が3月に合併して発足したNEXASも受注増に備えて設備投資に乗り出す。投資額は1億5千万円前後。

株式会社IHIエアロマニュファクチャリング

本社  長野県上伊那郡辰野町
従業員数 239名
事業内容:航空機ジェットエンジンコンプレッサーブレード加工

多摩川精機株式会社

本社 長野県飯田市
従業員数 730名
事業内容:サーボコンポーネント、民需産業機器、航空・宇宙・防衛関連用機器、モータ・センサ

株式会社NEXAS

本社 長野県飯田市
事業内容:各種部品加工・組立、省力化機器設計・製造