電機・情報・電子機器製造業界 全国動向

日本産業分類の分割・統合へ

electronics平成20年の工業統計より産業分類の分割・統合が行われ、電子・電機・情報機器製造に関わる業界は、電子部品・デバイス・電子回路製造業(電子製造業)、電気機械器具製造業(電機)、情報通信機械器具製造業(情報)の3つに分類されることになった。

各分類の主力品目・出荷金額は以下の通り。(平成24年度工業統計速報より・従業員数4人以上)
電子製造業では、モス型集積回路、液晶パネル、リジッドプリント配線板、固定コンデンサを中心に出荷総額13兆380億円。電機製造業では、内燃機関電装品の部分品・取付具・付属品、監視制御装置、エアコン、リチウムイオン蓄電池を中心に出荷金額は14兆7,500億円。情報製造業では、液晶テレビ、スマートフォン・携帯電話、パソコン、デジタルカメラを中心に出荷金額は8兆2,646億円である。これら3業界の出荷金額合計は36兆526億円と、平成24年度の製造品出荷額の12.7%を占め、我が国の主力産業の一角を占める。shanghaiその一方で中国、韓国・台湾、東南アジアなど新興国のメーカーの技術進歩により、今後はいっそう競争が激しくなると予想される。技術革新やオンリーワン製品開発など促進すべく、研究開発投資も必要となってくるであろう。

電機・情報・電子機器製造業界 長野県内動向

長野県の一大産業

epsonpri[1]平成24年度工業統計調査結果によると、電機・電子・情報機器製造業に関わる産業の製造品出荷額等は1兆7,076億円(電機3,217億円、電子6,614億円、情報7,245億円)となっており、県内製造品出荷額等の34.8%を占める主要産業である。またこれらに関連する従業員数は5万4,462人で、県内総数の28.3%を占めている。

30億円以上の売上企業58社

epson[1]平成24年度における県内電機・電子・情報機器製造業者の中で、30億円以上を売り上げた業者は58社。リーマンショック前の平成19年度の85社と比べると27社減少、平成23年度との比較でも6社の減少。トップのセイコーエプソンは、売上高6,387億円、インクジェットプリンターで国内シェアをキャノンと争い、過去20年以上にわたり県内売上高の1位を堅持。2位ミネベアは2,042億円、パソコン等に使う極小ベアリングが世界シェア6割を占めるトップメーカー。3位新光電気工業は、1,208億円、富士通系の半導体パッケージメーカー。各種コンデンサー製造の6位ルビコンは国内売上規模3位、8位コーアは北米、アジア地域での好受注に支えられた。9位ミマキエンジニアリングは大型インクジェットプリンターメーカー、海外売上比率約70%、高いシェアを誇る。12位キョウデンは初の売上高200億円台到達。一方高い伸長率を示したのが39位のルビコンエンジニアリングの121.8%、9位のミマキエンジニアリングの120.7%であった。

長野県電機・情報・電子機器製造業 平成24年度売上高ランキング

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順位 社名 所在地 平成24年度
売上高ランキング
対前年度比
伸長率
1 セイコーエプソン(株) 諏訪市 638,779

101.7%
2 ミネベア(株) 御代田町 204,291

109.6%
3 新光電気工業(株) 長野市 120,867

100.4%
4 日本電産サンキョー(株) 下諏訪町 54,221

94.3%
5 山洋電気(株) 上田市 52,354

94.3%
6 ルビコン(株) 伊那市 51,964

67.4%
7 多摩川精機(株) 飯田市 33,699

103.5%
8 コーア(株) 伊那市 32,881

111.7%
9 (株)ミマキエンジニアリング 東御市 27,929

120.7%
10 長野日本無線(株) 長野市 27,179

100.5%
11 富士電機パワーセミコンダクタ(株) 松本市 26,684

76.8%
12 (株)キョウデン 箕輪町 20,466

113.5%
13 シナノケンシ(株) 上田市 20,257

98.0%
14 シチズンファインテックミヨタ(株) 御代田町 16,817

95.3%
15 (株)しなの富士通 飯山市 15,509

92.5%
16 長野電子工業(株) 千曲市 15,474

81.1%
17 シチズン平和時計(株) 飯田市 15,336

101.5%
18 タカノ(株) 宮田村 14,306

102.7%
19 (株)イースタン 茅野市 13,832

78.5%
20 日置電機(株) 上田市 13,744

94.0%

(単位 百万円)