安部首相の政策から「アベノミクス相場」と呼ばれる日本株の上昇が始まってから、16日で3年が過ぎた。この間に日経平均株価は2倍強に値上がりした。
株価が上昇した銘柄のランキングは下記の表の通り。

順位 銘柄名 上昇率
1 エプソン 8.8
2 アルプス 8.6
3 洋ゴム 7.0
4 富士重 6.5
5 東電 6.3
6 クックパッド 6.1
7 モノタロウ 5.9
8 テンプHD 5.7
9 アルバック 5.7
10 明治HD 5.5
日経平均 2.2

(注)2012年11月14日と15年11月16日の終値を比較、上昇率の単位は倍、日経500種の平均の採用銘柄

セイコーエプソンやアルプス電気といった輸出株が上位に顔を出した。過度な円高・ドル安の修正が輸出企業の収益を押し上げて日本株全体をけん引している。
エプソンは大容量インクタンクを備えたプリンターが東南アジアでヒット。アルプスは米アップルのスマートフォン向けの部品需要が増加するなど、それぞれ株価が上がった要因がある。共通しているのは円安の追い風だ

成長企業への資金流入も活発になった。オンラインで工具を販売するMonotaROや料理アプリの代表格クックパッドなど、新興のIT関連企業でも株価が大きく値上がりしている。
ただアベノミクス相場の後半に勢いを増したのは、明治ホールディングスや山崎製パンなどの内需株だった。商品の値上げによる収益改善への期待に加え、世界景気の先行きが不透明となり、投資マネーが内需株に向かった。
円安進行も落ち着き、今後は収益の改善度合いが小さくなると予測される。