kicnetシステム開発のキッセイコムテック(松本市)は、歩数計・活動量計製造のアコーズ(飯田市)と動物実験用の運動量計測装置を共同開発し、7日発売した。マウスやラットの体内に埋め込んで使う小型・軽量装置で、一つのケージ内で複数の動物実験の運動量を計測できる。
キッセイコムテックによると、業界初のシステムで、製薬会社や研究機関に売り込む。商品名は「ナノタグ」。大きさは縦15ミリ、横14.2ミリ、厚さ7.1ミリで、重さは約2グラム。体の動きや傾きを測る3軸加速度センサーと体温を測る温度センサーを内蔵する。12秒~5分の間隔を任意で設定し、運動量と体温を記録。延べ60日間のデータを保存できる。防水性能を高め、体内に埋め込めるようにした。

両社は、人間が装着する活動量計で共同開発の実績がある。アコーズが計測装置の小型・軽量化を進め、今回の動物実験用装置の製品化が実現した。集団で活動している自然な環境下で、実験動物の運動量を長期にわたって観察する-といった用途を想定。再生医療研究などの分野での活用を期待している。
本体に保存したデータは、電子マネーに使われる非接触型ICカード技術「Felica(フェリカ)」で読み込める。ナノタグは5個パックで税別11万円。データ解析ソフトは同30万円。初年度の販売はナノタグ1千個、データ解析ソフト50本を目標とする。

キッセイコムテック株式会社

所在地:長野県松本市
事業内容:ソフトウェア開発、システムコンサルティング、ERP導入支援、パソコン・情報機器レンタル、システム運用管理、ネットワーク構築、ヘルスケアシステム、医用画像管理システム、動作・生体信号解析ソフト、情報関連機器販売
従業員数:298人(2015年4月1日現在)

株式会社 アコーズ

所在地:長野県飯田市
事業内容:健康・医療・美容機器製品の企画・開発・製造
従業員数:16名