mousepc家電量販店などで販売される汎用型のパソコンと異なり、顧客が希望する仕様に合わせて作るパソコンが主力のマウスコンピューター(東京)。

顧客が選べる部材の組み合わせ方は「万単位」になるといい、主力生産拠点の飯山工場(飯山市)で1台ずつ丁寧に組み立てる作業を担う。自社ブランドの「mouse(マウス)」をはじめとする同社製は、インターネットでの注文時にCPU(中央演算処理装置)やメモリーなどの各部材を多くの中から選べるのが特徴。このため飯山工場には多様な部材が集まる。1台に使う部材は注文によって異なり、多い場合で50種類ほど。顧客ごとに違う箱に部材が仕分けられ、個々の仕様書を見ながら1台ずつ組み立てていく。

同工場の松本一成工場長は、数多い部材を取り違えないことにもっとも気を配り、チェック体制を徹底していると話す。例えば、一度組み立てられたパソコンは、別工程で内部を開けて注文通りの部材が正確に付けられているか確認。段ボール箱に入った出荷前のパソコンも15~20台に1台の割合で開封し、顧客の要望通りに稼働するか再検査する。それぞれの部材にはシリアルナンバーが入ったシールが貼られている。どのパソコンにどの部材が組み込まれているかをいつでも把握でき、品質を高めるための取組みの一環だ。

マウスコンピューターは国内生産にこだわっており、飯山工場で組み立てるパソコンを「飯山産」としてPRするロゴ「飯山TRUST(トラスト)」を作成。2月にこのロゴを印刷した梱包箱を使い始めた。松本工場長は「『飯山産』の名に恥じないようさらに品質を高めたい」と表情を引き締める。

株式会社マウスコンピューター

所在地:東京(本社)長野県飯山市(工場)
事業内容:パーソナルコンピュータ及び周辺機器の開発、製造、販売とそれに付随する一切の事業
従業員数:281名(正社員のみ、2015年12月末日現在)