その他の卸売業 全国動向

生き残りをかけた業界再編の動き高まる

sonotaor[1]平成12年に改正施行された大店法以降、小売業界は巨大化しており、卸売業界では値下げ圧力に対処するためM&Aや業務提携を進める動きを活発化させている。医薬品卸売業界では最大手企業であるメディセオが平成17年1月に日用雑貨卸大手パルタックと経営統合し事業規模を拡大。鉄鋼業界ではメタルワン、JFE商事ホールディングス、伊藤忠丸紅鉄鋼等が平成12年以降の再編によって設立された新興企業。住友物産、阪和興業等の老舗商社も含め、各々が海外事業に力を入れている。文具、事務機器業界も宅配業者等の物流基盤整備が進んだことや、ユーザーである企業の情報投資が進んだ結果、インターネットやFAX等による通信販売や業界構造の変化が進んでいる。市場の飽和により価格競争も加速、受発注・在庫管理等の情報化投資、配送コストの削減が求められ、ユーザーの経費削減意識の高まりの中、中小業者を取り巻く環境は益々厳しさを増している。業種を超えての再編など、今後も卸売業界全般で大型化の流れは続くものとみられ、生き残りをかけた展開に注目が集まる。

その他の卸売業 長野県内動向

ランキング中半分以上の企業が売上伸ばす
需要復調の兆し

長野県のその他の卸売業売上高ランキング1位の高沢産業は、鉄鋼鋳物関係資材原料、セメント等建設資材ほか幅広く取り扱う商社。2位の花村産業は明治42年創業の県内屈指の金属商社。3位の新村は包装資材・機器類販売の県内業界トップ企業。4位の大和はカタログギフト販売の企画・制作・販売を手掛け服飾雑貨・インテリア雑貨等々を扱う。5位のタカチホはジャスダック上場企業。観光土産品の卸・小売の県内トップ企業。9位のユニオンプレートは自動車業界向け、設備機械向けなどに鋼材・非鉄金属の特殊プレート加工販売を行う。12位のヤマサは燃料・穀物の卸売業者で、明治3年創業の県内でも屈指の老舗企業。24年度の売上高ランキングによると、前年度より売上を伸ばした企業は14社中8社。

長野県その他の卸売業 平成24年度売上高ランキング

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順位 社名 所在地 平成24年度
売上高ランキング
対前年度比
伸長率
1 高沢産業(株) 長野市 25,126 91.5%
2 花村産業(株) 松本市 23,093 104.9%
3 (株)新村 上田市 15,520 100.9%
4 (株)大和 安曇野市 12,200 104.7%
5 (株)タカチホ 長野市 11,235 97.7%
6 (株)マブチ・エスアンドティー 辰野町 9,827 95.1%
7 (株)マツザワ 高森町 8,717 107.6%
8 ホクト産業(株) 長野市 8,643 108.1%
9 (株)ユニオンプレート 千曲市 8,101 111.7%
10 (株)東信鋼鉄 箕輪町 6,806 98.7%
11 コスモプロダクツ(株) 小諸市 4,817 96.9%
12 (株)ヤマサ 松本市 4,277 111.8%
13 諏訪金属(株) 下諏訪町 3,514 84.2%
14 長野工販(株) 長野市 3,069 103.5%

(単位 百万円)