価格競争が激化する卸売業
大店法改正後の小売業界は巨大化しており、値下げ圧力に対抗するため、卸業界ではM&Aや提携により情報・物流機能や商品力を高める動きが活発化している。
医薬品卸業界では、メディセオが平成17年1月に日用雑貨卸大手パルタックと経営統合。アルフレッサ、スズケン、東邦薬品を加えた四強はそれぞれ平成17年から18年にかけてM&Aで規模を拡大した。
鉄鋼系では、売上高1位メタルワン、2位JFE商事、3位伊藤忠丸紅鉄鋼までが平成12年以降再編によって設立された企業。
住金物産、阪和興業などの老舗商社を含め、海外事業に力を入れており、アジア各地にコイルセンターを続々と新設している。文具、事務機械業界も宅配業者等の物流基盤整備が進んだことや、ユーザーである企業の情報投資が進んだ結果、インターネットやFAX等による通信販売や外資系カテゴリーキラーの進出で業界構造の変化が進んでいる。
市場の飽和により価格競争も加速、受発注、在庫管理等の情報投資、配送コストの削減が求められ、中小業者を取り巻く環境は益々厳しさを増している。業種を超えての再編など、今後も大型化の流れは続くものと考えられ、生き残りをかけた展開に注目が集まる。
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