2005.01.06
長野県教育委員会主催〔長野県キャリア教育実践協議会〕に委員として参加して。
開催日 12月3日〔金曜日〕
(協議目的)
@小学校から高校まで、組織的・系統的なキャリア教育を行うための指導方法や指導内容の開発。
A勤労観・職業観を身に付けるための、キャリアアドバイザーの活用。
B職場体験活動推進のためのシステム作りなど
私は企業人の立場で学校教育への期待も含め、次の通り意見を述べてみました。
@「CS(顧客満足)」の視点で考えて欲しい。
学校にとって「CS」とは、生徒の満足だけでなく、社会や企業満足があり、社会や企業が求める人材は何かをしっかり議論いただきたい。例えば私は、あれだけ英語を勉強したのに、会話ができず、企業では役に立ちませんでした。ようやくヒアリングが大学入試で行われるようですが、文法より会話が求められていることに、もっと早く手を打つべきだったと思います。
A「生きる力」を計るモノサシを作って欲しい。
企業は能力評価や業績評価など、個人の評価基準(モノサシ)を複数持っていますが、多様化・個性化を求めている学校で、計るモノサシは何で学力の点数(偏差値)しかないのですか。大変難しいですが、人間性や人間の魅力など「生きる力」を計る基準が必要ではないでしょうか。社会や企業では、IQよりEQが必要と言われていますが、EQもひとつのモノサシかもしれません。
B先生の資質を上げて欲しい。
この頃、先生が精神的に追い詰められる人が多いとのこと。先生こそまさにスペシャリティのあるマネジメント能力が必要であり、ぜひ企業でのマネジメント経験者や海外経験者などの採用を拡大していただきたい。また、教員の採用選考基準の中に、マネジメント適性の評価項目を加える必要があるのではないでしょうか。
C地域社会と家庭教育の連携に期待
ある大手メーカーの総務部長から、生徒が電車のトイレの前の床に座っているのを見て、次年度の高卒採用枠を半減したと聞かされました。企業では、挨拶・掃除など躾の見直しが求められており、人間教育ができていない社員に何を教育してもダメ。学校で数学や物理は教えなくて良いから、社会生活ができるよう人間教育のみして欲しい。と極論を唱える会社の人事担当常務もいるほどです。学校に躾のしなおしを求めてもムリがありますが、ぜひ地域社会や家庭教育などとの連携により、フリーターを少なくする対策も必要と思われます。
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