転職ノウハウ
転職までのスケジュールを描く
スケジュール管理が転職成功のカギを握る

転職においてはいつまでに活動を完了させたいかというゴールの期間を明確にし、そこに向けてスケジュールを描く作業が必要です。期間が明確でないと具体的なスケジュールが描けず、行き当たりばったりな進め方になってしまいます。
ここではその具体的な準備の進め方とスケジュールの描き方を解説します。
事前準備
まずは転職の目的や動機を明確にし、言葉にするという作業が必要です。こちらのコラムを参考にされてみてください。
この作業は人によって期間が大きく異なるため一概にどれくらい要するかというと難しいのですが、ここが疎かになったまま転職活動を進めるとミスマッチに繋がりやすくなってしまいます。(例えば、登山をするときにコンパスを持たず、登りたい山を決めずに向かうようなものです。)良く言われる「準備8割」は転職においても同様のことが言えるでしょう。
ここが固まってから具体的に企業への応募選考を進めていきます。
書類作成
履歴書や職務経歴書等の応募書類の作成を進めていきます。Webデザイナーの方はポートフォリオ等も含め、作成を進めていくことが多くなります。
人にもよりますが、概ね1週間~2週間程度の期間を要することが大半です。職務経歴書については必ずこの様式を使わなくてはいけないというものは無いため、サンプルなどを活用しながら作成を進めていくと良いでしょう。
弊社のWebサイトにもサンプルがあります。こちらからダウンロードして使ってみてください。弊社以外の手段で転職活動をする際にも活用できます。
多くの企業の選考は書類選考からのスタートが大半となるため、企業からのファーストインプレッションはこの応募書類にかかっていると言っても過言ではありません。いかに自分のこれまでのキャリアをしっかりと棚卸し、応募先に対してどこを見てもらいたいのかという所がポイントとなります。
応募選考開始
応募先を決めたらエントリーを進めていきます。そこからは一体どれくらいの期間がかかるのでしょうか。
- 書類選考
一般的に書類を送付してから、1週間~2週間程度を要します。 - 1次面接
日程調整から結果の通知までを行うため、1~2週間程度を要します。 - 適性検査
面接等のフローと同時並行で進むことも少なくなく、オンラインでの自宅受検も増加しています。そのため対策の時間込みで1週間程度と考えておくと良いでしょう。 - 最終面接
日程調整から結果の通知までを行うため、1~2週間程度を要します。 - 内定・条件の確認
内定通知から、条件を確認してからの返答を行うため、概ね1~2週間程度を要します。
総合すると一つの企業の選考にかかる期間は1か月~1カ月半程度となります。人手不足が加速している中、以前よりも選考のスピード感はやや上がっている印象があります。
退職・引継ぎなど

現職に退職の申し出を行った後に引継ぎを行う方も多く居るかと思います。一般的には有給消化も含めて、1~2か月程度を要することが大半です。この間に入社手続き書類の準備や、人によっては移住・転居の準備を進めていくこともあると思います。
現職の都合でどうしても入社時期を延ばさなくてはいけない…ということもあるとは思うのですが、内定先の企業もその間は採用の手を止めてあなたをお待ちしていることから、まずは内定先の入社希望日に沿えるように配慮し、その上でどうしても難しい場合は相談をするようにしましょう。
これらを踏まえると、平均的には「2~3か月程度」が一般的な選考開始から入社までのスケジュールとなりますが、移住・転居を伴う場合はもう少し期間に余裕を見ておくと良いでしょう。移住の場合は事前の情報収集や現地への来報、移住選択肢の検討など通常の転職よりも時間がかかることが一般的であるためです。
転職エージェントから
日頃の仕事と同様、スムーズな転職には事前のスケジュール設計が欠かせません。ある程度事前に形を作っておきつつ、活動の進捗状況を見ながら適宜修正をしていくと良いでしょう。書類が通った後はテンポよく選考が進んでいくこともあるため、事前の準備が良い転職のカギを握ります。
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