現年収＝市場価値？

転職をお考えの方の中には年収アップを目的にされる方もいることでしょう。やりがいだけでは生活してはいけない…というのが正直なところと思いますし、現職で頑張っているけども評価されない…ということもあるでしょう。

まず転職を進めていくうえで多くの方がご自身の市場価値というものを意識されるかと思います。市場価値はその時々の労働市場によって、求められるスキル・経験・伸びしろ・リソース（人脈など）等によって大きく構成される相対評価であり、絶対評価ではないという所がポイントです。

しかしここで私たちを惑わせてしまうのが現年収です。現年収はあくまで現在の会社の給与体系・評価制度によって決定されたものであり、あくまで他社の評価査定とは基準が異なるためです。また現年収を得られているという背景には会社側がそれだけの給与を支払える仕組みづくりを行っているという裏付けでもあります。
そのため、「自分は今600万円もらっているのだから、次でも同じ額、いやそれ以上がもらえるはずだ！」という思い込みをまずは取り払わなくてはいけません。

上述の通り、市場価値は現在のスキル・経験・伸びしろ・リソース等によって構成されるため、まずは現在勤めている会社名ではなくご自身を主語に置いた時にどう客観視されるかを捉えることが大切です。

転職エージェントから
今勤めている企業・組織がどれだけ著名であったとしても、面接で見られるのはそこを切り離した個人の姿です。現在の勤務先に付帯するものを切り離したときに何が強みとして残るかを今一度捉え直してみてはいかがでしょうか。