転職ノウハウ
面接でよく聞かれる質問
キャリアに関する質問

キャリア採用は少しでも早い立ち上がりが求められているので、それを見極めるため、どのようなキャリア、スキルがあるのか質問されます。これまでの仕事内容や、実績、スキルや知識レベルをチェックして、新しい仕事への適性や、活躍してくれるかの期待感を抱かせます。
成功のポイント
1:簡潔
自分の仕事の説明は長くなりやすいものです。すべての質問に共通しますが、要領を得ず話続けてしまうのは評価を下げます。また、途中で脱線して収拾がつかなくなってしまうこともあり得ますので、話しながら何を話しているのかが把握できる程度に簡潔にポイントを絞って説明するようにしましょう。特に同じ職種や業種への転職の場合、専門用語の必要以上に細かな説明は相手との共通言語ですので不要です。相手の表情を見ながら伝わっているか、もう少し詳しくした方が良いかを判断しながら伝えてみましょう。
2:具体的な数字
抽象的な説明やイメージでは、相手になかなか伝わりません。とくに、成果や実績は、数字を挙げて説明するとわかりやすく、説得力があります。しかしながら、その数値が広く理解してもらえないもの、例えば当社〇〇地区No.1や前年度対比%増などという言い方は基準がわからないため、伝えている側ほどは、相手には響かないため要注意。その数値を上げるためにどんな工夫や努力をしたかまで添えましょう。
3:取捨選択
これまでのキャリアをただ列挙していくのではなく、応募先で役立つキャリアをアピールする場なので、どの経験について話すか取捨選択することが大切です。事前に企業のニーズと自分のキャリアとの接点を探し、伝え方を準備しておくとよいでしょう。
4:専門・社内用語は使わない
応募先の業界が自分のいた業界と違う場合、業界の専門用語や略語の使用は避けましょう。
また、社内だけしか通じない用語や短縮語の利用は避けましょう。相手の表情がそれを教えてくれますので相手の顔を見ることを忘れないようにしましょう。
よくあるキャリアに関する質問
・前職(現在)の仕事内容を教えて下さい
これまでのスキルや経験を具体的に簡潔に述べます。プロジェクトの規模などはなるべく数字を出して答えるとベスト。最後は経験をどのように活かしたいという話で締めます。
・うちの会社でどんな活躍ができそうですか?
どんな職種でも、自ら考え、提案し、仕事が出来ることをPRします。どのような仕事をしたいかを考え、企業の中でどんな形で活躍できるか、したいかを具体的に述べます。
・仕事をする上で大事なことは何ですか?
普段どのようなことに気を配って、仕事を進めているかをを考えれば答えやすくなります。理由も合せて述べ、経験上の事例があると説得力が増します。仕事をするうえで大切にしていることは、さまざまな成功体験や失敗体験からの学びから形成されていることが多いため、エピソードがとても重要です。
・あなたに足りないものはなんですか?
不得意な部分は正直に話し、ポジティブに努力する姿勢を示しましょう。その際、得意分野を活かして不得意分野をどうやって克服するかを答えられると好印象が与えられます。また不得意=失敗ではありません。不得意であるからこそ、失敗しないようにその兆候に気づき、対策が取れるか、気を付けているかを表現しましょう。
・仕事上での失敗談を聞かせてください
判断力と行動力、また失敗から何を学んだかを見る質問です。失敗を今に如何に活かせているかを語りましょう。失敗を語る際、あまり明るくというか軽く話過ぎてしまうのは禁物です。自虐から面白おかしく話しているつもりが、懲りない人、失敗を真摯に受け止めていない人という印象を与えてしまうため避けましょう。
・この業界は今後どうなると思いますか。
前もって業界に対する自分なりの考えをまとめておく、言語化しておくと良いでしょう。問題点と改善案を提案することで、転職後に立ち上がりの早い人であることアピールできます。また、これまでの経験と絡めて答えると話に深みが出ます。
不利な質問への回答

「ブランクがありますね」「職場を転々としてきたのはなぜ?」など不利な要素を持った転職者にとって、痛い質問をされることがあります。
面接官はわざと質問で意地悪をしているのではありません。答えづらい質問をすることによって、そのハンディに対する懸念を取り除くとともに、一見ハンディと思われる中で歩んできたキャリアを強みとできているか、糧とできているかを知りたくて質問をしているのです。
成功のポイント
・マイナスをプラスに変える対応策を
採用する見込みがなければ、わざわざ意地悪な質問をするわけがありません。あなたに興味があるから、不利なことにも質問をしてくるわけです。
自分に不利な要素があると思っているのであれば、それを突っ込まれた時のために事前に対応策を考えておくことです。面接官が抱いている不安や懸念を吹き飛ばすような、伝え方を予め用意しておきましょう。
私たちは聖人君子ではありませんから自分のこれまでのキャリアでたたいてホコリの出ない人はいません。たたいて出てきたホコリはあなたの「誇り」となることかもしれません!自分の歩んできたキャリアを大切に話ができる人こそ魅力的です!大切なのはとらえ方と伝え方です。
マイナスをプラスに変える効果的な方法を一つ。
あなたがマイナスだと思っていること「~のせいで」と思っていることを、「~があったからこそ」と言い換えてみてください。きっとそこから得たものが見えてきます。
・言い訳や他責はNG
不利な質問をされると、ついつい前の職場の悪口や言い訳がましくなりやすいものです。「自分は悪くなく、周りの環境が悪かった」という他責な態度は、良い印象にはなりません。不利な質問をされたら、落ち着いて、言い訳に取られないような回答の仕方をしましょう。望ましくないと感じていた環境を変えるためにあなたが何をしたか(そこまでしたけどかわらなかった)まで語れるとよいと思います。
・「YES」&「BUT」
営業などでもよく用いられるコミュニケーション手法で面接でもこれは活かせます。一度「YES」と認めて(受け止めて)から、「BUT」(とはいえ・しかしながら)ということで自分の主張をするという方法です。質問されて即座に「NO」と自分の主張を展開するのではなく、いったん認めてからその後に、自分の意見を主張するとスムーズに話が進みます。
「でも」「いや」と受け答えをしてしまう癖のある人は「100人いたら100通りのとらえ方があるのだ」と受け入れてから話をしてみましょう。
転職エージェントから
転職後の立ち上がり速さへの期待が転職の決め手の一つですから、前職のスキルと、その活用法などについて質問がきます。スキルをキッチリと棚卸しして論理的に話す必要があります。
弊社の転職支援サービスではできないことをできるように偽り、面接を突破するということは考えません。そんなことで入社しても社内に居場所がなくなり結果短期間での退職を余儀なくされてしまうからです。それでも希望する会社に入社したい場合は、中長期的な戦略を設計します。必要スキルを把握し、身に付けれられる職場で一定期間就労を行います。スキルが身に付いた段階で推薦・紹介を行ってゆきます。とにかく今までのスキルを棚卸しして、確実な質問に答えられるようにしていきましょう。
また不利なことを逆手に取れば、PR・強みにつながります。実際に転職支援を行っている中でも、長期ブランクの方や、疑問を感じるキャリアチェンジをしている人も、なぜブランクが空いたのか整理してゆくことでPRできるものが見えてくるケースもあります。
あなたのキャリアはあなただけのもの。あなた自身が肯定的に捉え、それをわかるように相手に伝えるこれが大切です。極端かもしれませんが、そこまでしてつたわらない、不採用になるのであれば単にご縁がなかった、ミスマッチだったと切り替えて次に進みましょう。
とはいえ、これを言っていいのか、悪いのかの判断は難しいと思います。不安がありましたらご相談ください。
あなた専任のエージェントが全力サポートします!
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