非常事態の対処方法
面接は緊張するものです。どれだけ準備をしていったとしても、予想もしなかったアクシデントはつきものです。頭の中が真っ白になったり、話がまとまらなくなったり、質問を忘れてしまったりという非常事態に陥った時は、落ち着いて対応することが大切です。大変な時や緊張しているときを上手に乗り越えることができたならそれはきっと相手にとっても良い印象に移ります。
失敗しない人はいません。失敗したと思ったら、その時点で一言断り、仕切り直しすれば大丈夫です。
話がまとまらなくなってしまった場合
すらすら質問に答えていると、なにやら面接官の表情が怪しい・・・。自分でも何を言っているのか収拾がつかなくなってきたときは・・・。
ひと呼吸おいて、「申し訳ございません。ダラダラとまとまりのない話をしてしまいました。」などと、ハッキリ面接管に言いましょう。面接官が納得したのを確認してから「今から簡潔に話します」と伝えてから結論を言います。
ちなみに、質問の回答をはじめ、面接時のコミュニケーションのやり取りは「~、~、~。」と1つの文章を短く区切り、「。」できちんと間をおいて、その後、接続詞で文章をつないでいくことをお勧めします。これをすると聞いているほうも話した内容の処理を行うことができるうえに、自分自身でも何を話しているかというのが整理しやすくなります。トラブル対応のプロであるコールセンター等でも使われているテクニックですので、どうしても話が長くなってしまいがちという人は試してみてください
面接官の質問を忘れてしまった場合
緊張のあまり、質問内容を忘れてしまったときは・・・。
素直にもう一度質問内容を尋ねます。例えば、「緊張のあまり質問内容を忘れてしまいました。もう一度お願い致します。」ただし、二度も同じ事を繰り返すと印象が悪いので、その後は集中力を切らさないように注意してください。ど忘れしやすい人は、質問を復唱するなど、忘れないように努力しましょう。
質問の意味が分からないときは、「今のご質問は、こういうことでよろしかったでしょうか?」と確認をするのも一つの方法です。誤解したまま話始めるより良い結果になります。ただし、毎回確認するのは、コミュニケーションがとりづらい人と思われてしまうので注意しましょう。
汗が止まらなくなってしまった場合
緊張のあまり汗がダラダラ。そんなときは・・・。そのままでは、暑苦しく清潔感もありません。「汗を拭いてもよろしいでしょうか」と断ってから、拭いてください。汗をかくほど緊張しているということは、あなたにとってその場所がそのぐらい大切ということですね。
わからないことを聞かれて答えに詰まった場合
「新商品の○○についてどう思う?」など予期せぬ質問に遭遇して、こたえられないときは・・・。
「申し訳ございません。わかりません。」とはっきり言いましょう。知ったかぶりが一番良くありません。わからないことは、放置せず帰宅してから調べましょう。わかったら、その回答をメールやエージェントを通じて答えてもらうというのも一つの方法です。
しかしながら企業研究は大切です。そのぐらいは知っておいてほしいというのは例えば以下です。
- 会社の理念・経営方針
- 中長期計画の柱
- 製品・サービス
- 技術・お客様の属性
- 最近のニュース・取り組み
調べても載っていないものまで知る必要はありませんが、調べればわかるものは押さえておきましょう。