転職面接では、ビジネスマナーはできて当然というのが普通です。面接中だけマナーに気をつけるだけでなく、その前後も気を緩めることなく、立ち居振る舞いに気を遣いましょう。
面接当日の流れに沿って、立ち居振る舞いのポイントをご紹介します。
1:面接会場に到着
事前に面接会場になる場所がどこにあるのか、どの交通手段で行くのか調べておきます。面接会場へは、約束の10分前には到着するようにします。
また、到着したら携帯電話の電源を切るか、マナーモードにするなど、音が出ないようにすることを忘れないようにしましょう。
長野、松本の駅近辺以外の会社はほとんど自動車のため、駐車場所についても事前に確認できれば聞いておきましょう。
※Iターンの方で、現在、自動車が無い人は、入社後は車で通勤できるか確認されるので「はい、大丈夫です、検討しています」と切り返しておきましょう。「しばらく歩きで、駅から自転車で」という切り返しは決してしなようにしましょう。
2:受付に挨拶
「本日○時に面接のお約束をしております△△です。採用ご担当の○○さまにお取次ぎをお願いします」と、名乗ります。ここでの態度もチェックされることが多いので、その会社に入ったところから面接が始まっていると意識することが大切です。
3:控え室で待つ
控え室に案内されている間も、キビキビと礼儀正しく行動します。控え室に通されたら、応募書類などに目を通しながら、静かに待ちます。
ケータイは開かないほうが良いでしょう。ゲームなどしていなくても、そう取られる可能性があります、喫煙はもちろんNG!!ほかの応募者がいる場合、お喋りで盛り上がるなんてこともないように。
4:入室する
名前が呼ばれたら、「はい」と返事。
ドアは軽く3回ほどノックして、「どうぞ」と応答があってから、「失礼いたします」とドアを開けます。
入室したら、ドアは後手で閉めるのではなく、ドアに向き合って閉めるようにしましょう。
担当者より先に部屋に通された場合は、担当者が入ってきたらすぐに立ち上がって、挨拶する。
5:名乗る
立ったまま背筋を伸ばして腰から30度から45度の角度でお辞儀します。
「○○○○です。お忙しいところ面接のお時間をいただきありがとうございます。宜しくお願いします。」などと挨拶します。
応募書類など提出物がある時は、このとき渡します。
6:着席する
面接官から「どうぞ」と言われるまで、着席してはいけません。座る時は椅子の後を3分の1ほど空けます。男性の場合は、足を肩幅に広げて堂々と座ります。女性はピタッとひざを閉じて座ります。背筋を伸ばし、猫背にならないようにします。
7:面接終了
面接終了の合図があったら、まず、座ったまま面接官にお礼を。「本日はお忙しい中、お時間を割いていただきありがとうございました。よろしくお願い致します。」と笑顔で述べ、一礼します。
8:立ち上がって一礼
椅子の横に起立して「失礼いたします」と述べて一礼(お辞儀は45度くらい)。
荷物を持ってドアの方へ。
9:退室
ドアを開ける前に面接官の方を振り返り、再度「失礼いたします」と述べ一礼。
ドアを開けて出て行く瞬間、面接官に最後のアイコンタクトを送ると評価がアップします。
ドアは両手で音を立てないように静かに閉めます。
10:家に着くまでが面接
帰り際、案内をしてくれた人や受付の人に、お礼を言い、会社をでます。
会社を出るまでにすれ違った社員、玄関にいたお掃除の人・・・すべてが面接官だと思い、気を抜かないようにしましょう。
転職コンサルタントから
あなたが自動車で面接会場へ行くとしたら、駐車場から始まっていると思ってください。どんなクルマで改造があるのか?、傷だらけ?、キレイなのか?、などなどあなたの人間性を確認できる情報はたくさんあります。本来、面接する側がそんなところを見るべきではありませんが見てしまうものです。
転職エージェントの転職支援では個々の企業に合わせ模擬面接や質疑応答の練習、必要知識の習得などを行い面接へ備えます。
かなり細かい模擬面接が必要な企業から、自然体が大切な企業の場合は逆に形式的な練習は行わないなど柔軟な支援をご提供しております。