大切なのはとらえ方、伝え方
「ブランクがありますね」「職場を転々としてきたのはなぜ?」など不利な要素を持った転職者にとって、痛い質問をされることがあります。
面接官はわざと質問で意地悪をしているのではありません。答えづらい質問をすることによって、そのハンディに対する懸念を取り除くとともに、ハンディと思われる歩んできたキャリアを強みとできているか、糧とできているかを知りたくて質問をしているのです。
成功のポイント
- マイナスをプラスに変える対応策を
- 採用する見込みがなければ、わざわざ意地悪な質問をするわけがありません。あなたに興味があるから、不利なことにも質問をしてくるわけです。
自分に不利な要素があると思っているのであれば、それを突っ込まれた時のために事前に対応策を考えておくことです。面接官が抱いている不安や懸念を吹き飛ばすような、伝え方を予め用意しておきましょう。
私たちは聖人君子ではありませんから自分のこれまでのキャリアでたたいてホコリの出ない人はいません。たたいて出てきたホコリはあなたの「誇り」となることかもしれません!自分の歩んできたキャリアを大切に話ができる人こそ魅力的です!大切なのはとらえ方と伝え方です。
マイナスをプラスに変える効果的な方法を一つ。
あなたがマイナスだと思っていること「~のせいで」と思っていることを、「~があったからこそ」と言い換えてみてください。きっとそこから得たものが見えてきます。
- 言い訳や他責はNG
- 不利な質問をされると、ついつい前の職場の悪口を言ったり、言い訳がましくなりやすいものです。「自分は悪くなく、周りの環境が悪かった」という他責な態度は、良い印象にはなりません。不利な質問をされたら、落ち着いて、言い訳に取られないような回答の仕方をしましょう。望ましくないと感じていた環境を変えるためにあなたが何をしたか(そこまでしたけどかわらなかった)まで語れるとよいと思います。
- 「YES」&「BUT」
- 営業などでもよく用いられるコミュニケーション手法で面接でもこれは活かせます。一度「YES」と認めて(受け止めて)から、「BUT」(とはいえ・しかしながら)ということで自分の主張をするという方法です。質問されて即座に「NO」と自分の主張を展開するのではなく、いったん認めてからその後に、自分の意見を主張するとスムーズに話が進みます。
「でも」「いや」と受け答えをしてしまう癖のある人は「100人いたら100通りのとらえ方があるのだ」と受け入れてから話をしてみましょう。