面接での質問の中には、仕事の経験や知識、技術などをアピールするチャンスを含んだ質問があります。そのチャンスを大いに活かすにはどのような答え方をすれば、自分の仕事経験や知識を面接官に伝えることができるでしょうか。
仕事経験や知識をうまくアピールする回答例をご紹介します。
ポイントは、「身に着けた価値観、仕事のスキル・知識」x「具体的なエピソード」です。そしてさらに、「今」どう活かしているかも付け加えましょう。今できていない人が未来(転職先)でできることはありません。面接官はあなたの「今」にとても興味があります。
- 『入社後はどのように貢献できますか。』
- 『数年前に職種転換で生産の仕事を担当いたしました。その経験から、生産と営業のつながり、及び全社的な観点から商品の売り込み方を考えられるようになり、利益率を高めるセールスができるようになりました。入社できましたら、この経験を活かし、各部門の智恵を借りて、全社一丸となった営業活動を展開したいと考えております。』
『販売業務を担当してきて、新規のお客様を開拓するヒントは、現在の顧客情報の中にあるということを実感しております。入社できましたら、御社の既存顧客情報を多角的な角度から分析し、新たな顧客開拓を目指したいと考えております。』 - 『仕事をする上で大切だと思うことはなんですか。』
- 『コミュニケーションが大切だと思います。3年間アメリカに赴任していたときの、異文化と接触した体験は、考え方の異なる人と仕事を進める際に非常に役立っております。わかったつもり、伝えたつもりにならないように、一つ一つの会話を丁寧に特に5W1Hが漏れないように日々意識しています。』
『生産機械に関する技術を一通り経験させてもらってきました。その経験をへて、手戻りを作らないように一つ一つの仕事を必ずチェックするようにしています。一見時間がかかるようですが結果的には手戻りが減り、自分やチームが前進するために必要な時間や心の余裕を確保することができ、今もとても大切にしています。』
『部門間のコミュニケーションが大切だと思います。職場を何回か変わったことで、いろいろな仕事の進め方を知り、部門間のコミュニケーションは、単に話し合いの場をつくることだけでなく、お互いの仕事の中身や仕事への姿勢、それぞれの仕事の進め方の好みを理解することだと学びました。これが結果的に人間関係を向上させ、スムーズな仕事の進め方に役立っています。』