面接での会話は聞き取りやすく、理解しやすくする必要があります。話す相手も、内容も普段とは違うことが多いので、練習をしておくことでよりよい結果につながります。
- 話は簡潔にまとめる
- 「私は○○○分野で○○の経験をしました。次の職場では、良い上司に恵まれて○○の仕事をこなしました。以上のことから、このようにいえるかもしれません。つまり・・・」しばしば、面接する側が我慢をして聞くような話し方をする人がいます。上の例のようでは、話がくどくどしていて、的を得ていません。良いセールスポイントを持っていたとしても、悪い印象だけが残ってしまいます。
ここで大切なことは、わかりやすく話すことです。面接の技術といっても、それほど難しいことは覚えなくても大丈夫。話をくどくどさせない簡単な方法は、詰め込みすぎず短く話すことです。一度にあれもこれも話そうとすると、相手はその話を初めて聞くわけですから情報過多で混乱してしまうことがあります。混乱しているにもかかわらず話が続けば、次第にそれはいらだちになり、相手に与える印象がどうしてもマイナスになってしまいます。あなたが聞かせたいと思う重要な部分(山場)を決めたら、そこに注力。それ以外のところは端折ってもOKです。一話にひとつのテーマというように短くまとめて話すことを心がけましょう。
- 接続詞や副詞を上手につかう
- 話のつじつまが合わなくなるのは、焦点が分散するのが原因のひとつです。そうならないようにするには、常に前後の文脈に関連性を持たせるようにすれば良いのです。
例:「私はこのように考えます。例えば・・・」
「最近では、その種の問題が良く見られます。- とりわけ・・・
」
「以前は、その考え方が支持されておりました。- しかし・・・
」
「その件に関しては様々な見解があります。- なかでも・・・
」
「情報は益々多くなっています。- 特に・・・
」
「- つまり、
○○が今後は事業の中核になると思います。」
「- というのは、
○○は、かなりの変化が激しくなると思うからです。」
- 早口にならないよう一呼吸おく
- 早口で話す人は、聞く側が理解しているかどうかを考えずに話してしまう「一方的な人」や「せわしない人」という印象を与えてしまいがちです。面接官によっては、その場を乗り切ろうとしているだけの自信がないと受け取られることもあります。
次の話題に移るときは一呼吸おくなど、「間」をおく癖をつけるようにしましょう。
早口にならないコツは、シンプル!「口を大きく開ける」ことです。口の開閉に物理的に時間がかかりますから、話す速度がゆっくりになります。(活舌もよくなったり、勝手に大きな声にもなるので声の小さい人にもおすすめです。)
また、話し終えた「。」の部分で、口角を少し上げるようなイメージで「んっ」とほほ笑むと、タメがつくれて会話にメリハリがつきますし、笑顔が入ることで自信があるように映ります。