観光・余暇サービス業 全国動向

観光・旅行部門は好調な増加
スポーツ市場も拡大

traveling公益財団法人の「レジャー白書2013」によると平成24年の余暇市場は64兆7,272億円(前年比-0.3%)となり、3年連続で70兆円割れという状況となった。多くの分野が売上を減らした前年に対し、通常稼働に戻ってプラスとなった分野もあるが、一昨年比では伸びていない。震災以外の要因が大きく作用し、大幅に減少した分野が目立つ。その中で、観光・旅行部門の好調さが際立つのが2012年の特徴といえる。

スポーツ部門(前年比0.6%増)は5年ぶりに拡大。スポーツ用品はランニング用品、登山・キャンプ用品が引き続き堅調で買い替え・買い増し需要が伸びた。スポーツサプリメント市場も拡大。テニスクラブ・スクールとスキー場は、前年比では増えたが、一昨年比では減少した。climbing 趣味・創作部門(前年比10.2%減)は大きな落ち込みとなった。家電エコポイント制度の終了と、ミラーレス一眼カメラや、アルバム復調で14年ぶりに増加のCD、史上最高のほうがバブル状態にある映画、大規模ツアーが数多く打たれた音楽会(コンサート)などであった。娯楽部門(前年比0.7%増)は、パチンコ・パチスロと公営競技は前年より伸びたが、一昨年からは落ちている。テレビゲーム、ゲームソフト・ゲームセンターは減少、カラオケボックスは若干増加した。外食は若干増加し、新たな価格破壊ビジネスモデルが大きな話題となった。観光・行楽部門(前年比4.5%増)は、1991年以来の4%台の伸びとなった。乗用車は、新エコカー減税・補助金の効果で大きく増加し、遊園地・テーマパークは過去最高水準の売上を記録。旅行業も堅調で、海外旅行は円高も追い風となり、出国者数が史上最高を記録。日系LCCの相次ぐ就航も注目を浴びた。ホテルの客室稼働率は、震災前の数字を上回り、会員制リゾートクラブも伸びた。

観光・余暇サービス業 長野県内動向

自然豊かな美しい信州 発展を続ける観光業

kamikouchi長野県商工部がまとめた平成24年1月1日から12月31日までの県内の観光地(288か所)の利用者数は延べ8,472万人(対前年比0.4%増)、観光消費額は3,097億円(同1.0%)となった。推移を見ると平成3年をピークに長野冬季五輪が開かれた平成10年を除いてほぼ減少傾向が続いてきたが、平成19年は、NHK大河ドラマ「風林火山」効果で回復。翌年はガソリン価格の高騰、景気後退の影響もあり利用者数、観光消費額ともに減少した。

しかし平成21年は善光寺御開帳をはじめとした大型イベントが開催された効果により、延利用者数、観光消費額ともに増加し、平成17年以降ではもっとも高い数字を記録。平成23年は東日本大震災の発生や、県北部地震の影響もあり上半期は大幅に利用者数は落ち込み(12.3%減)となったが、下半期は避暑地として利用者の増加、NHK連続テレビ小説「おひさま」などのドラマや映画による誘客効果などもあり、延利用者数は回復(4.3%増)した。平成24年は、東日本大震災による観光需要の落ち込みからの回復や、震災で自粛されていたイベントが開催されたことにより、観光地利用者数、観光消費額ともに伸びた。

自然豊かな環境や、関東や中京圏から近いという恵まれた立地により、長野の観光業は順調に発展を続け基幹産業となってきた。中でもスキーは観光資源の代表として、長野県経済に大きな影響を与えてきた。長野県観光部スキー・スケート場の利用統計調査結果によると、スキー場利用者数はピークとなる平成4年の2,119万人に対し、平成22年度には661万人と激減した。skiingしかし平成23年度は東日本大震災による減少からの回復と長野県スキー発祥100周年プロモーション効果等により、延べ利用者数は増加(5.5%)した。県内では複数のスキー場が民事再生などで県外資本の企業へ売却されるなど、利用者減少による厳しい経営状況に置かれているが、一方で中国のスキー場との提携やインバウンド増加に向けた営業強化などを積極的に行っているスキー場もある。

長野県内の観光・余暇業売上ランキングによると、トップ10の内9社はパチンコ店を経営している企業で、この2社がパチンコ店とボウリング場やレストラン、ホテル等を併営。パチンコ店経営以外でトップ10入りしたのはルートインジャパン(株)のみであった。
1位の三公商事(ときめきの街あさひグループ)は中信地区を除く東、北、南信及び関東で店舗展開しており、2位に大きな差をつけて業界1位の座をキープ。2位ルートジャパンは「ホテルルートイン」等を全国展開しており、M&Aや新規店舗展開で店舗数を伸ばしており、海外を含むグループ企業で展開するホテル数は200店舗を上回っている。9位ココネットは「パゴパゴ」の他、レストラン「コックボーイ」、炭火焼肉「牛角」を経営。13位の東洋観光事業はアルピコグループの1社で、ホテルブエナビスタ、ホテル翔峰等のホテル事業、ゴルフ場等の経営を行っており、グループ内ではアップルランド、アルピコ交通に次ぐ売上を誇る。19位のフォンスはそば、和食ダイニング、ベーカリーなどの店舗を幅広く展開し、積極的な店舗展開により急成長を遂げ、初めてランクインを果たした。

長野県観光・余暇サービス業 平成24年度売上高ランキング

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順位 社名 所在地 平成24年度
売上高ランキング
対前年度比
伸長率
1 (株)三公商事 岡谷市 98,094 106.3%
2 ルートインジャパン(株) 上田市 62,104 104.2%
3 (株)アメニティーズ 東御市 38,089 97.1%
4 共和観光(株) 松本市 30,904 99.6%
5 (株)ジン・コーポレーション 松本市 26,742 97.5%
6 (株)サンエイ 長野市 23,436 110.6%
7 (株)サンティア 諏訪市 14,098 113.4%
8 (株)アドバンス 須坂市 11,156 124.4%
9 (株)ココネット 東御市 10,380 101.8%
10 (株)ギガ・ジャパン 松本市 9,110 99.0%
11 (株)共和コーポレーション 長野市 8,099 110.2%
12 (有)メトロ商事 長野市 7,368 103.8%
13 東洋観光事業(株) 茅野市 6,506 89.4%
14 (株)サーチ 伊那市 5,438 88.0%
15 (株)新生 長野市 4,508 89.5%
16 (株)池の平ホテル 立科町 3,596 114.3%
17 (株)あっぷるアイビー 須坂市 3,417 92.6%
18 富岡開発(株) 松本市 3,362 116.4%
19 (株)フォンス 軽井沢町 3,045 142.7%