厚生労働省が28日発表した7月の有効求人倍率(季節調整値)は、6月より0.01ポイント悪化して0.42倍となり、3か月連続で過去最悪を更新した。全国的には悪化を続けている。

一方、総務省が同日発表した労働力調査(速報)によると、7月の完全失業率(季節調整値)は5.7%で、6月より0.3ポイントと悪化を続けている。

今回の悪化も予想の範囲内ということで、株式市場などは発表後も材料視していない。求人倍率、失業率などさまざまな経済指標が予想できる環境へ戻りつつあることは、ポジティブな材料として見ることができるだろう。

さて、長野県労働局が8月28日午後に発表する7月の有効求人倍率(季節調整値)は、0.39倍となり、5月・6月と同値になり横ばいを続ける形となる。

有効求人倍率は3カ月同ポイントで底を突き、落ち着いた感があるが、全国のポイントは悪化を続けているので警戒を怠ることはできない。

さらにこれから懸念されることが、雇用調整助成金の期限を超える中小企業が出てくるという問題。
雇用調整助成金について(厚生労働省)

雇用調整助成金は、簡単に言えば「国が一定期間は給与保証をします、その間は雇用を続けてください」というものだが、この期限の限界を超える長野県企業は相当数と予想される。

大きな事業所の閉鎖や、人員整理がまだまだ続く長野県は、「計画的人員整理」と「雇用調整助成金期限切れによる解雇」の二つの問題と直面している。

製造業以外の産業が大きな持ち直しを見せなければ、今後悪化を続けるだろう。

これから転職やU・Iターンを考えてる場合は、そろそろ準備を開始したほうが良いだろう。通常行動開始から転職先への入社まで、数カ月は必要になるため景気回復の上りトレンドで転職するにはいつでも動ける状態を作る必要がある。

また今回の世界同時不況で、産業構造や企業戦略にも変化があるためキャリア設計・スキル習得など若干の方向修正も必要になるだろう。

U・Iターン希望で家族やパートナーのいる人はそろそろ相談を始める。長野県内で転職をする人は、中長期の人生・キャリア設計をある程度検討することを始めよう。

■求人・求職の状況(長野労働局発表)
・有効求人倍率の推移
1年を通してポイントの下落が続いたが、5・6・7月の3カ月が横ばい。8月で上向くかどうかがポイント。
07月 1.03
08月 0.97
09月 0.93
10月 0.87
11月 0.81
12月 0.74
01月 0.61
02月 0.51
03月 0.47
04月 0.41
05月 0.39
06月 0.39
07月 0.39

・地域別有効求人倍率
すべての地域で11カ月連続での前年同月に対して下落。製造業の割合が高いとされる、東信・南信では顕著に表れている。
北 信 0.42
東 信 0.35
中 信 0.40
南 信 0.33

長 野 0.50
篠ノ井 0.39
飯 山 0.34
須 坂 0.32
上 田 0.28
佐 久 0.44
松 本 0.39
木 曽 0.58
大 町 0.38
飯 田 0.33
伊 那 0.30
諏 訪 0.38

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