自動車・建設機械部品の都筑製作所(長野県坂城町)は、電気自動車(EV)などに搭載する車載モーターシャフトの生産を本格化する。特殊な加工で、強度を保ったまま従来品の3分の1程度の重さにする技術を確立し、量産に向けた設備投資も実施した。従来のガソリン車向け部品から次世代自動車向けの部品へと転換を図り、新しい販路獲得を目指す。

生産する部品は、モーターの回転する軸に使う部品。EVやハイブリッド車(HV)、燃料電池車(FCV)向けのほか、モーターボートなどにも使えるという。

シャフトを中空の構造にする特殊な加工を施すことで、重さを従来の3分の1程度に減らすことに成功した。内側からも鍛造する技術で強度を確保している。約3億円を投じて量産のための設備を9月に整えた。

EVなどでは、エネルギー効率の向上のため、部品の軽量化が求められる。都筑製作所は大幅に重さを減らすことができる新製品を強みに、自動車関連メーカーなどに売り込みをかけていく。

同社は自動車向けではトランスミッションや車輪関係などの部品を生産している。ただ世界的な車の電動化の流れの中で、エンジンやトランスミッション関連の部品は先細りが予測される。既に中国やフランスは将来的なガソリン車の禁止を表明している。

このため自動車部品メーカーは、将来も需要が見込める車輪関係の部品で競争が激しくなっているという。同社は新しい事業の柱が必要になると判断した。これまでEV関連の部品はほとんど手掛けていなかったが、軽量モーターシャフトの生産で本格参入する。栗田有樹社長は「電動化の時流に乗るための大きな転換だ」と話す。

都筑製作所は1944年の創業。2019年3月期の売上高は291億円で、この数年は売上高は伸び続けているが、20年3月期は減収を見込む。自動車部品のほかに建設機械部品も主力事業だが「波が激しい」(栗田社長)として、事業の多角化を図る。モーターシャフトを通じてEV部品に参入するほか、近年は航空機関連事業にも力を入れている。

参考:日本経済新聞2019.11.18

都筑製作所さんは弊社からもご紹介させていただいている県内の優良企業の一つです。車載、特にトランスミッション系の部品の製造で培ってきた高い品質で効率的に作ることを維持できる技術を武器に近年は少し分野を広げて今回の記事のようにEV関連や航空機産業などにも算出してきています。これまでの蓄積があるからこその物づくりの企業の進化が今後も期待できます。都筑製作所さんを始め、都筑製作所さんのある坂城町はハイテクの町とも呼ばれ、製造業がひしめく地域です。企業さんの除法を知りたいという方はお気軽に弊社まで。お問い合わせください。