宮田村に根ざし産業機器を支える専門商社

株式会社ニッコーは昭和43年に設立され、長野県上伊那郡宮田村に本社を置くタカノ株式会社の100%子会社です。資本金約9,000万円、従業員数約30名規模で、機工部と住器部の二本柱により地域のものづくり企業や住宅関連顧客に価値提供しています。機工部では産業用機械、省力化機械、工具、測定器などを販売し、導入支援を行う一方、住器部ではガーデン商品やオフィス家具、エクステリア製品の販売および施工を手がけ、地域特有のニーズに応じた提案力を備えています。

二本柱事業で広がる顧客接点と提案力

同社は産業機械・工具を扱う機工部と、住宅やオフィス空間を彩るエクステリア商品を扱う住器部を通じ、多様な顧客層に接点があります。地域製造業向けにはFA・省力設備や工具提案、住宅ユーザーには庭空間やオフィス環境の提案を通じて、機械・施工・サービスの複合提案力を発揮。専門商社という立ち位置から、地域の顧客ニーズを先取りし、高付加価値の提案型ビジネスモデルを推進しています。

FA・省力化機器販売で成長支援とSDGs貢献

機工部では産業用ロボットや自動化機器を含むFA・省力化機械を多数取り扱い、地域企業の生産効率向上と省人化を支援します。2023年時点で省力化設備提案額は2022年度比で212%となっており、地元企業の持続可能な成長に貢献しています。他にも環境配慮型商品の販売にも力を入れ、CO₂排出削減に寄与する製品提案を通じてSDGs達成に向けた事業展開を行っています。

DX推進による業務効率化と働きやすさの向上

同社は内部運営面でもDXの推進に取り組み、業務全体の合理化と効率化を目指しています。2023年度には残業時間が2019年比で19%削減され、働き方改革が進展。社内業務のデジタル化によって、営業や顧客対応の効率化が進み、社員の時間的余裕やワークライフバランス改善につながっています。

未経験者も育てる営業職育成体制

産業用機器やエクステリア製品の提案営業職において、未経験者でも社内研修やOJTによって育成される体制が整っています。社内にはFAロボット課もあり、現在は営業１名、エンジニア２名と少人数ながら裁量も大きく、成長意欲のある人には職務の幅を広げるチャンスがあります。また、評価制度では提案力や成果が年収に反映され、社員一人ひとりが主体性を持ってキャリアを築ける環境です。

地域密着の安定性と提案型キャリアの両立

長野県上伊那地域を地盤とし、転勤リスクが低く地元での長期就業が可能です。東証スタンダード上場企業のグループとして安定した経営基盤を持ちながら、専門商社として顧客との信頼関係を築き、提案型の営業経験を積める点が大きな魅力です。FA・省力化提案やエクステリア施工提案を通じて、技術・営業両面で専門性を磨きながらキャリアを形成できる職場環境です。