歴史と信州の自然が紡ぐ伝統の味

山高味噌株式会社は1911年創業、1949年に法人化し現在まで110年以上にわたり味噌一筋で成長してきました。本社工場は長野県茅野市塚原に位置し、八ヶ岳山麓の澄んだ空気と伏流水を活用した製造環境が特徴です。資本金は約1400万円、従業員数は85名（男性60名、女性25名）で、地域密着の規模感ながら競争力を維持しています。応募先としては、地域に根ざした安定した基盤を持つ企業と評価できます。伝統と革新が調和した製造拠点で長く続く品質重視のものづくりが共感を得ています。

天然醸造と無添加にこだわる製品群

同社の主力事業は味噌・甘酒の製造販売で、年間味噌生産能力は約12000トン、甘酒1,000トンを誇ります。代表的な製品には麹歩合10割の「米こうじみそ」「田舎みそ」「無添加熟成こうじ」「秘蔵みそ」「うす塩仕立て」など、多様なラインナップがあり、健康志向の消費者や業務用市場にも対応しています。無添加や減塩といった付加価値を加えた製品開発は業界内でも強みとなり、応募者には製品開発・品質管理でキャリアを広げる機会が具体的に想像できます。

地域密着と広域販路展開の両立

本社は信州茅野ですが、東京・大阪・静岡に営業所を持ち、山梨、東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、宮城、秋田、愛知、岐阜、大阪、兵庫など全国各地へ販路を展開しています。特に静岡・山梨では市場占有率第１位を獲得しており、地域密着型ながら全国展開力を備えています。この販売網は営業力やマーケティングの実務経験を求職者に提供する好機となり、地方に在りながら広域画的な仕事にも関われる魅力があります。

品質管理と衛生への先進的取り組み

HACCP手法を取り入れた衛生管理体制を整え、品質と安全性を重視した工場運営を行っています。伝統的な天然醸造技術と最新の衛生管理技術を融合させており、味・香り・コクに加え安全性でも信頼を築いています。応募者にとっては品質保証や工程管理、規格適合の知見が得られる職場であり、これらのスキルは他社でも活かせる普遍的価値があります。

研究開発と新商品創出への挑戦

「新しい個性的な美味しさづくり」をスローガンに掲げ、味噌のみならず甘酒や調理味噌、即席みそ汁など新たなカテゴリ開発にも取り組んでいます。スティックタイプの調理味噌や砂糖無添加甘酒など商品群を拡充し、健康志向や利便性を求める市場ニーズに応えています。研究開発部門での参画機会は、商品企画・パッケージ設計・マーケティングなどにも広がり、実務としての経験や発想力を発揮できる環境です。

求職者に開かれたキャリアとやりがい

従業員数85名の中規模企業であるため、製造、品質管理、営業、開発、物流といった各部門が連携しやすく、職務の幅を横断して経験できる可能性があります。製品知識や業界知識を深めながら、複数部門に携わりキャリアの幅を広げる機会が期待できます。また、地域企業として地元に貢献しながら、全国販路の一端を担うことで、やりがいや達成感を得やすい環境と言えるでしょう。