世界基準のブレーキ制御システムを生み出す製造拠点

Astemo上田株式会社は、自動車用ブレーキコントロールおよびアプライシステムの設計・開発・製造を一貫して行う輸送機器メーカーです。四輪・二輪車のESC・ABS・ブレーキバイワイヤ技術など、命を守る「止める技術」に特化しており、製品ラインナップには電動サーボブレーキNK35など革新的技術を含んでいます。グローバル市場に通用する製品力を、上田から提供する体制が応募先としても技術の厚みを示します。

設立から継承する信頼と技術の系譜

1953年に日信工業として創業し、1961年には本社を上田市に移転、以降ブレーキ部品の鋳造・加工からスタートしました。以来、自動車安全技術の進化を支えてきた歴史を持ち、2016年に合弁企業として設立、2021年から日立Astemoグループの中核となり、2025年正式に「Astemo上田株式会社」に商号変更して現在に至ります。その伝統と最新技術の融合が業界内での信頼性を支えています。 

上田を拠点に国内外とつながる生産ネットワーク

長野県上田市の本社・上田事業所はR&D・生産・営業機能を備えた主要拠点で、那須烏山や東御など国内他拠点も含むAstemoグループと連携しています。技術検証や品質保証、生産技術を通じて製品力を維持しつつ、グローバル展開先との技術連携や情報共有による開発改善も積極的に行われています。これにより地域に根差しながら世界標準に触れられる環境です。

実務を通じて成長できる多様な職域

同社では生産技術、品質保証、製造、評価など多彩な部門があり、技術系職種を中心に実務を通したスキルアップが可能です。例として品質保証部門では国内外の評価試験を担当し、生産技術では設備設計や治工具設計を経験できます。評価部門や開発評価でも信頼性や性能評価の実務に関わり、幅広いキャリア形成が目指せる環境です。

健康経営と社内風土で支える安心感

2025年に『健康経営優良法人2025 大規模法人部門』の認定を取得し、「安全と健康を守ることがすべてに優先する」という信念のもと、全社員が生き生きと働ける職場を整えています。全社懇親会やクラブ活動支援、経営層との意見交換の場など多様なコミュニケーション機会を設けており、風通しの良さと安心感を感じられる環境構築に取り組んでいます。

働きがいと安定を両立できる会社の姿

従業員数約550〜700名、資本金約3億50万円、年間休日121日、賞与実績5.56か月（2025年度）という待遇面でも高水準です。技術力と提案力を兼ね備えた仕事に携われるため、技術者としてだけでなく企画・開発・評価など幅広いキャリアが形成でき、応募先として長期的に安心できる基盤があります。