長野オートメーション株式会社は、1982年の創業以来、上田市に拠点を置き、設計から組立、現地調整まで一貫対応する生産設備メーカーとして発展を遂げてきました。

従業員は約180名、資本金は1億3500万円。開発力と生産力を両立できる体制を整え、さらに海外（中国）にも製造拠点を展開するなど、グローバルな競争環境の中でも強みを発揮できる企業です。

地元企業としての機動力と、世界基準の品質を兼ね備えた体制で、自動化ニーズの進化に応え続けています。

設計担当だけで約60名、組立スペースは2,300㎡と、受注生産型メーカーとして十分な規模を持ちながら、顧客ニーズにきめ細かく対応できる柔軟性も維持しています。

仕様書だけでは伝わりにくい要望に対しても丁寧にヒアリングを重ね、現場との一体感ある開発を行う姿勢が、リピート受注や信頼構築に繋がっています。過不足のない規模感と専門人材の集積により、大手では難しい迅速で親身な対応を実現しています。

対応業界は多岐にわたり、液晶・光学フィルム、自動車部品、センサー、医療機器、さらにはリチウムイオン電池や燃料電池といった次世代エネルギー分野までカバーしています。

中でもフィルム貼り合わせや加工、巻取り技術においては特許も取得しており、独自技術による差別化が図られています。

高精度かつ安定稼働を可能にする装置群は、国内外の製造現場から高く評価されており、技術力に裏打ちされた製品ラインナップが同社の大きな強みとなっています。

同社では装置を納めることが目的ではなく、「現場で安定稼働すること」がゴールと位置づけています。

装置の据付・調整・立ち上げに至るまで、責任を持って現地対応を行うことで、オーダーメイド装置に不可欠な信頼と成果をしっかりと担保。

完成後のアフターサポートや調整対応まで自社で担う体制は、顧客との長期的な関係性を築く上で非常に重要な要素となっています。

近年では、加工・組立工程におけるリアルタイム検査技術として、画像処理ソリューションの内製化も進めています。

カメラやセンサーと連携した独自のアルゴリズムにより、良品・不良品の自動判別や配線の誤接続検出といった品質保証機能を提供。

検査工程の自動化とトレーサビリティの強化を両立させ、顧客企業の生産性・信頼性向上に大きく寄与しています。

同社では「素直に吸収し、自分の色で表現する」という価値観を大切にし、OJTや部署横断の連携機会を通じて若手社員の成長を後押ししています。

平均残業時間は月20時間程度と働きやすさもあり、長く腰を据えてスキルを磨きたい方にとっても魅力的な環境です。

社員が自ら考え、現場とともに課題解決に取り組む文化が根付いており、一人ひとりが自動化技術の進化に貢献しているという実感を持ちながら働ける職場といえます。