機械・金属・精密機器製造業界 全国動向

機械・精密業界は世界をリード

機械は産業機械、工作機械、公害防止機器に大別される。
工作機械はさまざまな「機械を作る機械」という意味でマザーマシンと呼ばれる。製造業の設備投資動向に敏感で、受注動向は景気の先行<指標として重要視されている。2011年の主要28か国・地域の切削型工作機械生産額は672億ドル(約5兆2800億円)。国別では中国、日本、ドイツが3強となる。

国内向け出荷増 国外向け出荷減
東日本大震災の復興需要を反映

higashinihon(社)日本建設機械工業会が発表した、平成24年建設機械出荷金額統計によると本体出荷額の総額は2兆2,538億円で前年比4.1%減。うち国内向けは7,591億円で前年比14.5%増、輸出額は1兆4,946億円で前年比11.4%減であった。国内における機種別ではトンネル機械を除き、油圧ショベル、ミニショベル、道路機械、トラクター、基礎機械、建設用クレーン、コンクリート機械、油圧ブレーカー圧砕機械がいずれも増加。東日本大震災の復興向け需要増が現れた結果とみる。

レンズ交換式一眼レフカメラ出荷増


camera(社)カメラ映像機器工業会が発表した平成24年度デジタルスチルカメラ生産出荷実績表によると、総生産額は1兆1,892億円で前年比102.0%。レンズ一体型が前年比80.5%だったのに対しレンズ交換式一眼レフタイプは、前年比140.9%と増加。総出荷額は1兆4,681億円で前年比101.1%。レンズ一体型が7,150億円で前年比77.9%と減少したのに対し、レンズ交換式一眼レフタイプは7,531億円、前年比140.9%と増加した。またレンズ交換式一眼レフタイプの国内向け台数は前年比135.2%と伸長。輸出もヨーロッパ135.6%、アメリカ143.9%、アジア145.2%、その他145.8%と全てで台数が伸びた。

機械・金属・精密機器製造業界 長野県内動向

東洋のスイス、世界の坂城

suwa-lake長野県の製造業では諏訪・岡谷地区が「東洋のスイス」といわれ時計やカメラなど精密工業、また坂城は「世界の坂城」といわれ自動車部品や機械工業関係が発達し、県内には精密関係は元より産業機械、工作機械製造等においても、特色のある企業が数多く存在している。

安定企業が多数存在

takeuchi-kenki平成24年度売上ランキング1位の竹内製作所は、建設機械の製造を行い、海外に子会社を有し、輸出が大半を占める。ミニショベルのシェアは世界トップクラスの実績をもつ。4位長野オリンパスはオリンパス伊那事業場の顕微鏡部門が統合されたことで売上は急伸。8位キッツメタルワークスは黄銅棒製造業では国内トップ。23位大和電機工業は金属表面処理業。地元メッキ業界では最大手。スマートフォン向けが好調となっている。
また前年度比伸長率が高かったのは、工場用内視鏡等製造の4位長野オリンパス211.5%、NC旋盤、マシンニングセンター製造の48位エグロ136.8%、各種コンベア製造の27位マルヤス機械122.1%の伸びを示した。

長野県機械・金属・精密機器製造業 平成24年度売上高ランキング

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順位 社名 所在地 売上高 対前年比伸長率
1 (株)竹内製作所 坂城町 39,292 107.0%
2 シチズンマシナリーミヤノ(株) 御代田町 29,483 83.5%
3 日精樹脂工業(株) 坂城町 28,817 105.2%
4 長野オリンパス(株) 辰野町 26,306 211.5%
5 (株)前田製作所 長野市 23,485 107.3%
6 (株)IHIシバウラ 松本市 23,141 88.9%
7 オリオン機械(株) 須坂市 21,767 95.6%
8 (株)キッツメタルワークス 茅野市 20,286 89.7%
9 KYB-YS(株) 坂城町 19,860 91.4%
10 松山(株) 上田市 17,156 109.6%
11 エムケー精工(株) 千曲市 16,718 99.2%
12 長野計器(株) 上田市 16,411 82.8%
13 シチズン平和時計(株) 飯田市 15,336 101.5%
14 (株)コシナ 中野市 14,813 107.4%
15 サクラ精機(株) 千曲市 13,797 106.9%
16 東洋計器(株) 松本市 13,738 105.3%
17 日精エー・エス・ビー機械(株) 小諸市 12,421 101.3%
18 コトヒラ工業(株) 東御市 11,300 100.1%
19 仁科工業(株) 長野市 11,015 91.4%
20 (株)日本ピスコ 岡谷市 10,488 99.0%

(単位 百万円)