コラム:話が終わらない⇒何が言いたいかわからない
人前で話すことになれていないと陥りがちなのですが、自己PRや仕事の内容を説明するときに説明が長くなってしまう傾向があります。緊張からなのか、普段の癖なのか、人によって理由は異なりますが、聞いている人は、いつこの話は終わるのだろう・・・となり、結果、この人は何が言いたいのだろう?となってしまいます。残念ながら悪い印象を残して・・・。仕事の内容が複雑で専門用語がたくさんでてきたり、お客様や一緒に働く仲間の関係性も複雑だとどうしても説明が回りくどく長くなってしまいがちです。
そんな方にアドバイスです。
いつまでたっても、「~です」で終わらず、「~で、~で、~で、~で・・・。」と話していたりしませんか?一つの文章が長いと非常に聞いていて、理解が難しくなります。いつ話が終わるのだという思いを強くさせます。「~、~、~。」ぐらいのリズムで一つの文章を短くまとめ、それを繰り返しましょう。こうすることで相手が聞きやすいのはもちろん、自分も話をしているときに頭の中を整理できます。一つ文章を短く終わらせることで思考も、一つ一つ節目がつけられるので話が分かりやすくなります。
面接に限りませんが、何の話をしたいのかをきちんと先に伝えましょう。「仕事で自分の技術力が活きた経験です」とか「仲間との細かなコミュニケーションを大切にしてプロジェクトを成功させた体験です」とか「エンジニアとして私が大切にしていることは」とか頭にこれがあるだけで聞く人は聞く準備ができます。結論や言いたいことは最初と最後に両方添えるのが良いでしょう。
何について話すのかを伝えたら、その話題における登場人物やその中での自分の役割・立ち位置を明確にしてあげましょう。その環境下であなたがどんな立ち振る舞いをしたのか・心がけたのかは役割・立ち位置によって評価が変わります。リーダーだったのか?1エンジニアだったのか?技術営業としてのお客様との対面だったのか?研究開発として要素開発をする役割だったのか?それが明確に伝わると相手にあなたの仕事がよりイメージしてもらいやすくなります。
いずれにしても、話を簡潔に、リズムよく話をすることが重要です。リズムよく話ができると話しながらきちんと酸素の補給ができるので声に張りも出て、明るい印象・活発な印象を生みます。良いことが多いのでぜひ実践してみてください。
このコラムを書いた人:
イーキュア株式会社コンサルタント:福盛二郎