20代後半から30代前半の「この人と働いてみたい」は「この人に任せてみたい」です。
知識や経験を一定以上積み、仕事の進め方や文化を把握すれば、即戦力となることを見越しているのがこの年代です。知識だけではなく経験値が重なり合っていることで価値を高めます。たとえ正論でも理屈だけではどうにもならないことや失敗を乗り越えてきたことで『対応力』がついていることが期待されます。また、成功体験から既存の業務にメスを入れ業務改善の種をまいてくれると期待しているのもこの年齢です。部下とまではいかなくても後輩や仲間と仕事するケースも増えているのでリーダーとしての素養も期待されています。とはいえ、エンジニアとしてのリーダー像は必ずしもグイグイとけん引していくモノばかりではありません。自分がチームをまとめていくときにこんなことを工夫した、こんな対応を続けた、こんな変化をチームにもたらせた、そういったことからなんとなくリーダーシップが発揮されているかが伝わることがとても大切です。自己PRには技術系の視点以外にもこういったチームとしての活動に関する視点も含めることをお勧めします。
また、いわゆる転職市場で最もニーズが高いのがこの年代です。エンジニアの方で長野県での転職を考えているなら、この年代での転職を強く勧めます。とはいえ、現職でも期待をかけられ、やっと自分の裁量でできる仕事が増えている年代で、今やめるのはもったいないと思うタイミングでもあります。転職というタイミングを使って、自分のキャリアを一度棚卸をしてみる、もう一度自分のライフスタイルも含めたキャリアを見据えるというのも一つの選択です。