お客様を知っているエンジニアには価値がある
エンジニアとして技術力はとても大切です。ただし、それ以外にもエンジニアの方が転職する際に役立つ武器がほかにもあります。
それは『「お客様」「ユーザー」を知っているエンジニアであるか?』ということです。同じ職種であっても、製品・サービスの届け先の業界が異なれば使っている技術は同じでも違うことがたくさんあります。
例えば、業界に特化した規格・基準はその業界を知っていることでその開発が(すぐに)できるできないが大きく分かれます。またその規格・基準に基づいた開発プロセスや評価工程も経験しているしていないでは戦力という面で大きな差となります。例えば、車関連の製品を開発をする上で必要なプロセスや、順守しなければいけない規格と、医療系では大きく異なります。FA系の業界でもまた違ったルールがありますよね。その業界でのトレンドなんかもあるかと思います。
製品の精緻さも業界や製品内容によって異なります。精緻であれば必ずしも良いわけではなく、届け先の業界が望む品質レベルで作れるかどうかここがウリになります。製品の規模(サイズ・開発期間)なども同様です。
技術だけが、エンジニアの武器ではありません。お客様やお客様のその先を知っているからこそ、効果的に開発のできる「術(すべ)」を知っている可能性があります。この「術」を仕事でつかえるエンジニアには価値があります。